【中津川市】コロナの時期に開業したThe RYOKAN O。そのスタートと今後のインバウンドについてお聞きしました!(後編)

前編でもお話したように、2020年、コロナ禍の真っ最中 にスタートしたThe RYOKAN O。

今後の中津川はどうなっていくのでしょうか。 

そして、どのように進んでいけばよいのか? 

引き続き、西岡さんにお話を伺いました。

館内にはバーカウンターも!

 

「この地域を訪れる観光客の数には、まだまだ伸びしろがあると思っています。

理由は大きく二つあって、ひとつは、日本に来る海外の方そのものが増えていくこと。

国も海外観光客を増やす政策を掲げていて、4000万人から6000万人への増加を目標にしています。

円安の影響で比較的安く旅行できるようになったことや、日本の安全性など、旅行先として日本が選ばれるポジティブな要素は多い。これからも訪日客は増えていくと思いますよ。

もうひとつは、その中で地方へ足を運ぶ方の割合が増えていくこと。

今はまだ東京・京都・大阪といった定番エリアに集中していますが、何度も日本を訪れる方を中心に、定番の旅行には飽きてきていて、次はもっと地方へ、という流れが出てきています。

中津川にくる方は欧米の方が多く、ツアーではなく個人旅行で、『日本特有の風景、田舎が見たい』という方が多いのかもしれません。」

 

YOUは何しに中津川へ?

 

宿泊された方々の国は様々ですが、やはりヨーロッパが多いです

日本の田舎を見たい。そう、我々がいつも見ている風景。

「欧米の人はぼくらとは文化が違います。歩く文化があるからこそ中山道を歩く人も増えたんだと思います。」

贅沢に日本の田舎、中山道という道からの風景、歴史を深堀りする贅沢な時間を堪能する。

中津川の街の中に関していえば、我々が普段行くような居酒屋で海外の方に会ったりするのも「この土地の日常を知りたい」という思いが強い方、ちょっとしたアドベンチャーの精神で足を運ぶのかもしれません。

 

「中津川は江戸時代以降、ものづくりの街にシフトしました。インバウンドが増え始めたのは10年くらい前。当初は特急しなので名古屋から来て、馬籠を楽しんでから、また特急しなので名古屋に帰る人もいて、完全に中津川の街の中はすっ飛ばされていたくらいですが、徐々に中津川に滞在する方、連泊も増えて来ています。

とはいえ、まだ課題があります。どうしても馬籠に頼る部分もあるし、海外観光客から見たら、情報が足りないし、取りこぼしているものがある。体験型ビジネスもまだ定着していないですね。

体験型は、どうしても定着するのに時間かかるし、その間お金にならなくても同じ熱量を持ち続けて継続していけるのか?という課題もあるので、なかなか難しいかもしれませんが…」

 

確かに海外向けのサイトでも、このあたりで海外向けに何かが体験できるというビジネスは皆無といっていいくらい、定着してません。

「うちでもお寺体験などはやってますけど、そのくらいかなあ。」と西岡さん。

 

「中津川のよさって意外と地元の人だと気が付かなかったりするもの。今あるものを見つめ直し、海外の方とコミュニケーションを楽しむ場所が増えればまだまだ伸びしろはあると思っています」

 

江戸時代の中津川宿~馬籠宿の風情、実は人気の昭和レトロな場所、田舎の風景、安全に歩ける道、地元の人とのコミュニケーション。この材料をもって伸びしろがあるのをどう活かすかは、まさにこれからの我々にかかっています。

これから、街はどんな世界になっていくのでしょう。 さまざまな国の人々が中津川を歩き、体験し、私たちが足を運ぶ店で会話を楽しむ 。 

そんな風景が、これからも続いていくといいですね。 

 

The RYOKAN Oさん、スタッフの皆様、西岡さん、取材させていただき、ありがとうございました!

 

The RYOKAN O

住所:岐阜県中津川市太田町2-2-24 

電話番号:0573-84-0829 

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